紫陽花も漢方薬

 今日の患者さんの事は簡単に書きます。

 一人の入院中の肺がん再発・転移の50代女性は、肺に水が溜まって大変苦しんでいるので代わりに高齢のお父さんが来局しました。

 手には当薬局の8日の新聞のオープン記事を持ってきていました。青州堂漢方薬局の漢方で少しでも娘さんの症状が改善、苦しみが軽くなることを強く望んでいました。お父さんの話によると7年前に右肺がんを手術して昨年11月には左肺に転移。今までずっと抗がん剤治療を受けて繰り返し入退院をし、今年2月からは肺に水が溜まって、また入退院していたそうです。

 今日のこの女性の漢方はまず、体力・免疫力を高める、肺を強める、肺の水を減らすと同時にガンを抑制する様にしました。一日も早く服用して効果が出るよう祈ります!

 夕方の福島市内は晴れていますが、昼間でずっと雨で朝、写真の通り紫陽花と出会って、ちょうど昨年の今頃には紫陽花の絵を描きました。インスタグラムに投稿したと同時に今日のブログにも掲載します!

 実はみんなご存じかは分かりませんが、紫陽花は漢方薬です。

 効能は清熱・解毒・袪火・降脂。ぜひ皆さんの庭などの紫陽花の花弁を少し採って水で煮出してお茶として飲んでみてください。福島はこれから夏本番なので、紫陽花で熱中症の予防をしてみてください。

 もちろん、夏の暑さに強い物は熱中症の予防効果があります。例えば皆さん大好きなスイカは熱中症予防にもなります。なぜならば水分だけではなく、スイカは真夏の40度を超えても成長する強さをもっているからです。

 中国漢方医学の第一人者といわれている中国の中医学研究院の委員長の万山教授が熱に強いスイカの研究の為に、ある日スイカ畑に真夏の真昼に5分立ち、結局はスイカに負けたそうです。農家の人から「あのおじさんは何をしているの?」と聞かれて「スイカの清熱解暑、生津止渇の効果を確認するため」と言ったそうです。

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