朝12種類の薬を服用の93才女性の薬を減らす!  講演会はまた成功!

 先週の一番印象深い患者さんは93才の慢性心不全、慢性腎不全の女性です。

 朝12種類の薬、昼に2種類、寝る前に1種類の薬を服用していて(本人は殆ど外出できないので息子さんが代理で来局)、多量の薬を服用しても、二ヶ月入院治療をしても改善されずにいました。加えて足の浮腫み、息切れ、動悸、おしっこ出ない、食欲不振などの症状があり、血液検査では腎機能異常、心臓のBNPは異常に高いです。

 私は今まで90才、93才、95才の超高齢者の心不全、腎不全が改善した例があるので(写真の通り昨年8月に他県の92才の慢性心不全の女性が一ヶ月間の漢方服用で著しく改善)、漢方薬の服用により検査結果も自覚症状も著しく改善し減薬できると思います!

 実は17日の日曜日に郡山市で、今年最後の漢方講演会を開催しました。

 内容は前週10日の福島市で行った講演会と98.2%は同じですが、プラスした内容もありました。

 その内の一つは子供達が小さい時から調味料が多い外食やインスタント食品などを摂取し続ける事により、味覚障害となる子が多い事です。2014年の日本医科大学の研究調査で、写真の通り3人に1人は味覚障害だそうです。

 やはり、できるだけ味は薄く、できるだけ調味料は使わず、食材の自然の味を楽しみ、味わう事は非常に大切で、特に子供の時からこの習慣を身につける事はとても重要となります。

 講演会に申し込みをしてない方など急きょ6,7人いらっしゃいましたが、幸い広い会場だったので皆さん参加できました。そして最後まで熱心に聞いてくれて、真面目にメモをしたり、写真を撮ったり…。また満員、また成功の講演会となりました。

 しかし今年のラスト講演会と思いましたが、郡山の会場に来た一人から「ぜひ12月に講演会をお願いします」と依頼をされたので、やむを得ず年内にもう一回の本当のラスト講演会を追記します!因みに講話の時間は50分との事なので、先日の講演会の内容の半分ぐらい減らさなければならない…「忍痛割愛」!

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