漢方の夏バテ・熱中症予防と対策

 今日から8月に入り、立秋は7日、三伏の最後の日は14日、処暑は22日、その後は残暑…暑さはまだまだ続きます汗

 今日は「夏バテ・熱中症予防」の作文を載せます!遅くなり、すみませんm(__)m

 熱中症予防の常識は暑い室内外での活動をできるだけ避ける、外出を控える、水分を十分に補充、冷房を十分に使う等ですが、私からみると漢方医学の「体質改善」の積極的な対策が一番効果と思います。

 漢方医学では「風、寒、暑、湿、躁、火」の六邪気があり、自分の「正気」が夏の「暑邪気」に負けると「熱中症」になる、と考えます。

 従って、冷房がない昔に優れた効果の熱中症予防・治療の漢方薬が考案されました。

 例えば、宋の時代の「霍香正気丸」(出典 <太平恵民和剤局方>1151年)は食欲改善、吐き気、嘔吐などを改善する、清の時代の「清暑益気湯」(出典<温熱経緯>1852年)は食欲、体力、倦怠感などを改善する等があります。

 やはり自分の体質の「正気」「元気」「精気」(体力、免疫力、食欲など)を強める、高める事が一番大事!

 ☆漢方医学の夏バテ・熱中症予防・対策は下記の通りです。

 ♦漢方医学の「薬食同源」から熱中症予防の食べ物があります。

 例えば緑豆、苦瓜、スイカ、キュウリ、桃、梨、菊花茶、金銀花茶など水分が多く、消化しやすい、清熱解暑、生津止渇の効能があるので多めの飲食を勧めます。逆に辛い(唐辛子)、油揚げ物、冷たい物は控えます。

 ♦体力を回復する為に十分に睡眠時間を取る。加えて20~30分の昼寝(仮眠でも良い)を強く勧めます。

 ♦食欲不振、瘦せすぎ、体力のない方、特に高齢者には自分の体質に合う熱中症予防の漢方薬を勧めます(毎年夏、当薬局では胃腸弱、痩せすぎ、体力低下など熱中症になりやすい「体質」の患者さん達には、できるだけこの期間に熱中症予防の漢方薬を入れる対策をとっています)。

 ブログに何回も書いている60代女性は(15年間連続で熱中症、昨年5/30からは最高記録51日間連続で点滴)、やはり食欲不振、瘦せすぎ、頭痛、眩暈、不眠、体力低下などで熱中症になりやすく、風邪もひきやすいので「正気」「元気」が弱いです。

 今年の5/30から胃腸機能、内臓機能を高める、食欲増進、血流を良くする、安眠などの体質改善の漢方薬を60日間ほど服用していますが、食欲・体重増、全身の様々な症状も改善し、今日まで熱中症になっていません。

 今まで熱中症になったことがある方、体調不良の方(特に食欲不振、胃腸機能低下、痩せすぎ、体力ない、様々な病気がある方)はぜひ一回ご相談に来てみてください!

 ※勿論、外出の時は、できるだけ帽子を被り傘をさしましょう。

 写真の通り、新型「傘帽」が猛烈に欲しいです!格好良くて効果的!中国発祥かとスタッフ達に言ったら「実は先日ネットを見て、侯先生にプレゼントしようと思っていた」と言われました(たぶんバカにはしていないと思いますが…)。やはり日本製と中国製は少し違うかな。。

中国製↓

日本製↓ 

 私は開発を重ね、これに太陽光パネルと送風機と照明も付けて、今の「草帽」(ルフィと読む)を卒業しようと考えています。侯殿昌は進化します!声をかけてください笑

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