夏の養生法について

 連休中の季節について、5日は立夏でした。

 立夏といっても、今週の木曜日と金曜日は結構気温が低く、夜は寒い様です。気温の高低は五月病だけではなく、血圧にも悪影響で不安定となります。

 昨日の患者さん二人(60代と70代の女性)の血圧は、やはりとても不安定だそうです。

 立夏は当然“真夏”ではありませんが、真夏の為の漢方医学の立夏養生法はあり、現代人にも合うと思うで紹介します。ぜひ参考にして、生かしてください。

 漢方医学では、夏は五臓の心臓に当たるので養心・補心の季節と考えています。写真の通り今朝の勉強は「心」です。

 心は内臓の大切な五臓の一つで、西洋医学では血液の循環だけですが漢方医学では「心主血脈」(血液の循環)の他に「心蔵神、心主神明・神志」(思惟、意識と精神の器官)とも考えています。従って、思、慮、恋、愛、心神、心情、心理、心算、歓心、熱心、専心などなど。

 夏の養生法を書きます!

 ①栄養補充:心臓を強くするものは動物の心臓と赤い食べ物。例えばサクランボ、棗、トマト、ニンジン、赤豆など。一番のお勧めはニガウリです(ゴーヤ)。

 ②養神:ストレス解消、森林浴、座禅、瞑想など。

 ③昼寝:30分~60分ほど。

 ところで今日の患者さんの詳細は省略しますが、一人の新患の痩せすぎ、貧血、心不全、腎機能異常の80代女性は、昨年5月から3回入院、2回心臓の手術をしても現在は11種類の薬を服用していますが、依然として息切れ、動悸、息苦しい等の症状は改善されず、病院の治療が嫌になって当薬局に来ました。

 昨年、心臓手術を2回して、多量の薬を服用して腎機能異常、足は浮腫みで歩けなかった92才の女性の様に改善するように私も頑張ります!

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