写真の通り昨日の朝、また例の甲骨文美人とネットで出会い、また甲骨文の講義を受けました。内容は甲骨文の疾と病です。
疾は分かりやすく、人に矢が刺されて怪我した。病は寝る床に体が苦しく、汗か涙か出ます。疾は軽い病気で治すは早い。従って、疾は早い意味がある。例えば熟語の「眼疾手快」があります。
また、漢方煎じ薬の歴史と煎じ方法も勉強しました。
液体やエキス(粉、顆粒)や丸剤などの色んな種類の漢方薬はありますが、効果からみるとやはり煎じ漢方薬の効果が一番高いです!煎じ薬の歴史じは長く、甲骨文の商朝時代からの記録があり、発明者は伊尹(?~紀元前1550年)だそうです。また紀元前91年編集した「歴記」に「陛下居代時、太後尚病三年、陛下不交〇、不解衣、湯薬非陛下口所〇進」(〇は日本にない漢字)の記録があり、漢の時代の文帝(劉恒)という皇帝様は三年間病気のお母さんを看病して寝ない、服を脱がないだけではなく、漢方煎じ薬を毎回必ずまず自分の口で飲んで確認した後、お母さんに飲ませたそうです。因みに飲ませた漢方薬の記録に今も日本の厚生労働省が薬事法に承認している生薬の知母(効能は清熱降火)があります。
昨日と今日は新患の方が多かったです。
昨年11月から病院を転々としても全身の湿疹と痒みが良くならない30代の女性や昨年から病院の治療を受けているパーキンソン病の50代の男性、コロナ感染後の咳痰の80代の男性などなど。
沢山の患者さん(60代の女性と20代の息子さん、70代の間質性肺炎の女性、以前ブログに書いた心臓病で足浮腫みの92才の女性など)は良くなっていて、皆さん喜んでいます)。
その中の一人70代の女性は、前立腺肥大のご主人が漢方薬を服用して、頻尿と排尿痛は著しく良くなった後の勧めで、先月から漢方薬を服用開始しました。10数年前の脳梗塞後遺症で食欲不振、痩せすぎで60㎏からずっと体重は減り続け、43㎏しかなかったのですが2月8日から漢方薬を服用して、体重は2㎏を増え、45㎏になりました。ご夫婦は大変喜んでいます。
一番嬉しいことは先週土曜日のブログに書いたお母さんとお父さんと来局した(初対面の2才4ケ月の子は私の抱っこの要望を固く拒否した)女の子は、やはりお母さんの妊娠中の漢方薬に慣れていたので、土曜日の夜から漢方薬(エキス剤)を服用できました。しかも夜泣きは著しく改善し、昨日は祖母から喜びの報告がありました。次回こそ、抱っこを拒否されないように願っています!再会が楽しみです笑