1.二ヵ月の漢方で70代女性の腎機能が全て正常!2.秋からの皮膚養生!

 まず、このブログを見ている皆様に感謝、感謝!読んでいただいて本当に嬉しいです。特に貴重な意見もいただき、これから更に良くなるよう皆さんのご意見やアドバイスも欲しいです。実は私は文章や作文を書くのが好きで、中学・高校の国語の作文はけっこう模範として先生が皆の前で読んでくれていました。また、20代の時には医学の本も出版しています。あの時代はパソコンやワープロが普及していないので約27万文字を全て手書きで、出版社の編集長とのやり取りはたしか構成も含めて書き直しも5~6回ありました。最終回の時に初めて山東省の省都の済南市で会い、むこうから言われた最初の言葉は「貴方の書いた文章からの感じは50~60代かなと思っていた」と言われたことは今でもハッキリ覚えています。スタッフは疑って信じないので自慢話をしながら中国のネット「侯殿昌 著作 論文」と検索したら、まだ出ていました。加えて上海図書館の蔵書目録にも出ています。

 スミマセン、前置きが長くなりました、本題に入ります!

 今日の患者さん(新患の心筋症の30代男性や不眠の60代女性、うつ病の40代男性など)の中から今日は6/15から漢方薬を服用開始している70代女性の事を書きます。

 本人の最初の目的は不眠で来局しましたが、7~8年前から糖尿病と診断され、3年前にはステージⅡのリンパ転移の乳がん手術もしました。更に血液検査の結果を見たら血糖値とヘモグロビンA1cが高いだけではなく腎機能異常も異常で睡眠だけではなく腎機能を強くする、新陳代謝を高める漢方を処方しました。漢方服用前の5/15の血液検査結果は血糖値147h、ヘモグロビンA1c7.7h、腎機能のクレアチニン0.83h、尿素窒素25、eGFR51でしたが、写真の通り8/14の検査結果はヘモグロビンA1c以外は全て正常値になりました(血糖値94、ヘモグロビンA1c7.9h、クレアチニン0.66、尿素窒素17、eGFR 65)。また、CTとMRI検査ではガンの転移・再発もなかったので仲良くご夫婦とスタッフ一同で万歳をしましたが、私から「これから漢方でがんの再発と転移の予防をしなければならない」と言いました。その時にちょうど新患の心筋症である男性が居て、この女性の話を聞いた後、当薬局の漢方に信頼と安心感を持ってくれました。

 二度目のスミマセン、最後に秋からの漢方皮膚養生は、文章が長くて書けなくなる…どうしましょう、、。3回とか5回くらいに分けて連載しましょうか?笑

 まずは一回目(笑)

 誰でも老若男女を問わず秋からは肌、皮膚が乾燥します。漢方医学では「秋燥・秋邪」という言い方があります。

 秋の皮膚の養生は、外と中の両方を養生しなければなりません。外というのは保湿剤でのケアは常識ですが、私から見ると日本人の皆さんは洗い過ぎも皮膚乾燥の一つの原因と思います。実は皮膚の分泌物の脂と汗は皮膚を守る機能があります。清潔な皆さんは洗う、洗うでしょう。洗わないのはあり得ないでしょうから、ソープを使う回数や量を減らす努力をしてください。

 では中からの乾燥改善させる養生法はやはり食べ物です。まず水分、新鮮な野菜や果物を十分補充してください。次にコラーゲンとタンパク質が豊富な肉を摂ること。漢方医学の考え方は、皮膚は肺臓と関係があり、肺臓を強くする食べ物(白いもの)は“美白”があるとも考えます。例えば大根、梨、レンコン、百合、白キクラゲ、ハトムギなどを食べた方が良いです。また、唐辛子は火のように乾燥させるので秋~冬はできるだけ唐辛子の料理を控えた方が皮膚の乾燥には良いです。

 最後に一番大事なのは人間の皮膚は人間の体を守る、野菜の皮は野菜を守る、果物の皮は果物を守る、魚の皮は魚を守る、鳥の皮は鳥を守る…したがって、全ての物をできるだけ皮付きで食べてほしいです。魚の皮、鳥の皮、豚の皮、果物の皮などの皮を多めに食べてください。

 …皮というといつも私が気にしているのは、キャベツ売り場にゴミ箱があり皮膚に一番良い緑の外側の葉を捨てるでしょ?あれ、もったいない!!欲しい!!!

 あ、六時を過ぎたので早くスーパーに行ってゴミを減らしに行きます!!

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