起立性調節障害の漢方治療は気象病と同じ! 女子大生は漢方薬の服用を継続中!

 一昨日のブログに気象病、気候痛(天気痛)について書きましたが、起立性調節障害も同じく天気が悪い時は症状や体調が悪化しやすいので、起立性調節障害の漢方治療は基本的に気象病と同じです。

 4月初めに実家から離れて、漢方薬を持って大学生活を始めた女子大生のお母さんは昨日、来局しました。

 お母さんの話によると4月は昼と夜、電車に乗る時に漢方薬は必ず服用して大変体調は良く、満員電車の通学と帰宅も問題ありませんでした。4月末の帰省も楽しかったのですが連休明けから風邪、下痢、腹痛があり、5月病と気象病のように、5月初めから様々な症状が悪化、漢方薬を服用すると電車に乗れますが授業後の帰宅電車の中で気分が悪くなり、大変だったそうです。

 昨日は現在の症状に合わせて、電車に乗る前の漢方薬だけではなく、一日の疲れと帰宅電車に乗る前用の漢方薬も考慮しました。

 この女子学生は高校1年生から朝起きられない、頭痛、吐き気、立ち眩み、眩暈、腹痛、下痢、生理痛などの症状があり、受験と卒業試験前のストレスで半年前から症状が悪化し、ほとんど午前中は学校に行けなかった子です。

 当薬局の漢方薬を1ケ月間服用して(尿失禁が改善し紙パンツを捨てた祖父の勧めで服用開始)、昨年7月末から気血を強める、血流を良くする、脾臓と胃腸機能を高める漢方薬を服用すると、生理痛以外の症状はほとんど改善され、8月末の新学期から毎日朝から登校できるようになり無事に高校卒、大学入試に合格しました。

 今年の春には、この子の様な漢方薬で私と縁がある中学生と高校生3人が起立性調節障害の様々な症状を改善させ、皆さん無事に進学できています。

 昨日の新患の一人の60代女性は、15年間ほど毎年7,8月に熱中症になっていました(この女子学生さんの紹介)。

 この女性は毎年の熱中症の時、毎日病院で点滴をしていて昨年の連続点滴日数は51日間だったそうです。今年の夏は10年ぶりの暑さと予報されているので、早めに漢方薬で対策をとり、絶対に体質は強くなって熱中症の予防ができると思います。実はこの女性は頭痛、眩暈、食欲不振、不眠など様々の症状があり、私から見ると夏は熱中症、一年中は気象病かな、と思います。

 ところで日曜日の予定の森林浴まで我慢できず今朝、小雨の中、二本松城跡を1時間半かけて登りました!半分は森林浴、半分は観光!

 写真の通り、昨年11月に書いた水墨画の松の本物の松とも再会し、来日前に北京で知りあった故著名の書道家が揮毫した碑を再拝見しました!

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